2004-03-14 ■ 本 伊藤俊治 『裸体の森へ―感情のイコノグラフィー』ISBN:4480022856。他の著作からの引用はほとんどなく、自説の論拠をあまり示していない。ヌーディズムについて知りたかったのだが、あまりドイツの歴史から捉えた感じでもなく、なぜ精神鍛錬ではなく、肉体鍛錬がそんなに重要視されたのかがいまいち伝わらず。突如、肉体を鍛えようと発想したわけでもあるまいに。肉体鍛錬を必然たらしめる何かがドイツの歴史にあったと考えるべきなのではないか。