2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「タイガー&ドラゴン 茶の湯の回」。オリジナルの落語の機微を生かすという感じではなかったな。でもあの展開はあの展開で許せるところか。三枚起請の回と芝浜の回が面白かっただけに、古典落語がこんな風に変わるんだという驚きが欲しい。次回は「権助提灯…

「リルケ美術書簡」(塚越敏訳)の中の、写真あるいは細部に関する記述を集める。未来派の芸術家に対して、「恣に浸透しては、自分の体験を早撮り写真ではっきりさせてみせることでは、彼らも、彼らの弾劾しているレアリスムにも、アンプレショニスムにも少…

借りた本暗黒舞踏論清水 正 鳥影社 2005-03売り上げランキング : 824,172Amazonで詳しく見る by G-Tools批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義広野 由美子 中央公論新社 2005-03売り上げランキング : 17,114Amazonで詳しく見る by G-Tools

フェナキスティスコープなど「スコープ」に関する著作がないか探しているが、大学の図書館に所蔵されていないっぽい。調べたいのは、上のフェナキスティスコープの絵の出典元です。もし誰かこの出典がどこからのもので、何年のものか知っている方がいました…

安井仲治写真集渋谷区立松涛美術館 渋谷区立松濤美術館= 松涛美術館= 共同通信社 2004-11売り上げランキング : 60,909Amazonで詳しく見る by G-Tools安井仲治回顧展時に出された写真集。安井仲治の写真は、まさに20世紀初頭からの写真の流れを教科書的になぞ…

「タイガー&ドラゴン 饅頭怖いの回」。今回は「怒涛のエンディング」という感じではなく、落語からのひねりみたいなのもなかったのがちょっと残念。古典落語を更にもうひとひねりするところに面白さが生まれるからね。次回は「茶の湯の回」。 http://www.ni…

明日からグッドマンの"Languages of Art"の原典講読が始まる。さてさて訳し始めますか。 「タイガー&ドラゴン」を勧めておきながら、何のコミットもしていないのもアレなので、一つ紹介を。第二回は「饅頭怖い」なので、落語ではどういう話なのかを前もって…

今日は古本屋巡り。早稲田の古書街を散策しました。『ロダンの言葉抄』を探しにきたものの、岩波文庫なので安いのが速攻見つかり、写真関連の書物を探すことに切り替える。つい最近出た『写真との対話』がもう売り出されており買う。多木浩二の『写真の誘惑…

借りた本 【写真関連】イメージ Ways of Seeing―視覚とメディアジョン バージャー John Berger 伊藤 俊治 PARCO出版 1986-03売り上げランキング : 113,561Amazonで詳しく見る by G-Tools見るということジョン バージャー John Berger 笠原 美智子 白水社 199…

19世紀末から20世紀初頭にかけて写真論を展開した人物をあたっている最中。

日本―マイケル・ケンナ写真集マイケル・ケンナ エディシオン・トレヴィル 2003-02売り上げランキング : 165,365Amazonで詳しく見る by G-Toolsマイケル・ケンナの写真集。まず特筆すべきは、モノクロのトーンの扱いの素晴らしさである。黒のしまり具合がよい…

サイト「入院(完了)生活」で、ベルメールに関する拙文(註・参考文献はまだ)を載せました。是非見てみてください。ハル・フォスターのベルメールに関する論文の訳も載せてます。ベルメールに関する学術的論文・著作(洋の東西を問わず)のデータベースを…

「タイガー&ドラゴン 芝浜の回」見た。10時50分になっても、まだオチに向かう気配がなく、90分拡大版?とか思っていたが、最後の15分くらいで怒涛のようにエンディングへとなだれ込んでいく様は、まさに落語そのもの。落語をテーマにしつつ、ドラマの構造自…

人は忙しいときに限って、関係のないことに時間をかけたりするもので。 http://www.geocities.jp/tunecivilization/ こんなものを作っていました。内容物があまりに少ないので、紹介するのもどうかと思いましたが。出来れば院生の方の参加があると嬉しいので…

東大全共闘・68‐70平沢 豊 春風社 2005-01売り上げランキング : 154,166Amazonで詳しく見る by G-Tools写真文化会の先輩にあたる人物で、この写真集は在学中の東大闘争を撮影したもの。この写真集を見れば、当時安田講堂前には大きな広場があったことが分か…

『ロダンの言葉』(ロダン著・高村光太郎訳)の中に「写真」という単語がどれくらい出てくるのか調べたところ、三箇所ほどありました。どれも非常に興味深い内容で、20世紀初頭という時代状況を考え合わせて考察していく予定です。さらにロダンは自分の時代…

瀧口修造展行ってきました。巌谷国士さんの講演会のある日に行こうと思っていたのに、すっかり忘れていた泣。本当にいろいろな芸術家と交流を持っていたんだなということを実感。天気も良くて、砧公園で散歩でもしていけばよかったな。

借りた本ポピュラー・ミュージック・スタディズ―人社学際の最前線三井 徹 音楽之友社 2005-03売り上げランキング : 51,460Amazonで詳しく見る by G-Tools

昨日は東京都写真美術館に行ってきました。「開館10周年特別企画展 写真はものの見方をどのように変えてきたか」、「小林伸一郎写真展 BUILDING THE CHANEL LUMIERE TOWER」と「Ten Views―スペイン現代写真家10人展」をまとめて見ました。企画展のほうは四部…

ヴィクトリア朝のアリスたち―ルイス・キャロル写真集高橋 康也 新書館 2003-11売り上げランキング : 100,890Amazonで詳しく見る by G-Toolsルイス・キャロルの作品。写真の公式発表は1839年なので、ルイス・キャロルが撮影を開始した1850年代は写真の初期に…

ベルメール関連Hans Bellmer: Die Spiele der PuppeMarvin Altner VDG, Weimar 2005-05売り上げランキング : 519,371Amazonで詳しく見る by G-Tools

一週間の出来事。写真展終了。『アビエイター』、『エターナル・サンシャイン』を見た。 >s-showさんコメントが遅れてすみません。デュシャンが「泉」を「芸術作品」として見ていなかったのは、まさに自身が「不浄なるもの=non art、美なるもの=art」と考…