2004-01-01から1年間の記事一覧

もう10日くらい全く勉強していない日が続いている。まあ写真集をずっと見続けているから、無為に過ごしているわけではないんですけどね。年明け初日から勉強始めようかな。は〜読まなきゃいけないものが山と積まれている。

「批評家ソンタグさん死去」ついこの前、『他者の苦痛へのまなざし』を読んだばかりだった。まだまだ写真に関する卓越した意見をその著作で見ていたかったが。ご冥福を祈ります。 昨日、忘年会で集合する前に都庁の展望台を二箇所とも上ってきました。見に行…

スマトラ沖地震(による津波)の被害すごいな。言及せずにはいられなかった。ダイバーが大勢行方不明になっていると報道していたが、海の中は厳しいよな。目の前で海に引きずりこまれる人を見てしまったら、もう忘れることができないんだろうな。

Eugene Atget: Paris (Masters of the Camera)Wilfried Wiegand Eugene Atget Anne Heritage Te Neues Pub Group 1998-12売り上げランキング : 224,845Amazonで詳しく見る by G-Toolsアッジェ自身は写真集を制作したことはないので、この本は数万点ある彼の…

先日述べたお店は「ボヘミアンズ・ギルド」というのが正式な名前でした。「告白の神秘」高い!だがいいなあ。中身だけ見せてもらえたりできるのかな。今日は写真集を四冊ほど見ました。まだまだ名作と言われている作品を見ていないことを痛感。

>s-showさん不覚にも店の名前を見ていなかったのですが、後で聞いたら「ボヘミアン〜」だったらしく、ということはボヘミアン・ギャラリー=BGでしょうか。両方ともなかなかツボを押さえていて気に入りました。これからも学校帰りに寄ってみようかなと思…

Underground畠山 直哉 メディアファクトリー 2000-06売り上げランキング : 61,825Amazonで詳しく見る by G-Tools都心の下にある地下水道のタイポロジー。ストロボの光が下に流れる水面に反射することで、まるでデカルコマニーを施したように、画面の上下に対…

写真は神田に行く道すがらで撮影。id:HMB171100に捧ぐ。 今日は神田の新しい古書店に行ってきた。片方はシュルレアリスム関係の本が結構あり、ベルメールの『イマージュの解剖学』も置いてあった。もう片方は19世紀からの写真集が豊富にあって、マイブリッジ…

>s-showさんs-showさんが両性具有について「幻想的」「static」と言われるように、両性具有は性に関する社会通念を頭から否定するわけですが、しかし一方で両性具有という(完成された、確固とした)立場をうちたてることにもなるように思われます。社会通…

>amalecさん 本文のほうで失礼します。確かに両単語を混同して使うのは致命的ですね。ただ一方で、corpsとchairを宗教的含意においてのみ区別することで事足れりかどうかということもまた問題であると思います。その区別を本当に超え出ていないのか否かとか…

>amalecさん初めまして。返事が遅れてすみません。アルトーの著作はなかなか手が出ず、卒論でもベルメールとの関係を論ずるには至りませんでした。最初の試みとして、「土方巽」を軸にしてアルトーとベルメールの関係を見てみると面白いのではないかと思っ…

恵比寿の写真美術館で開催されている「明日を夢見て」を見てきました。ジェイコブ・リース、ルイス・ハイン、ウォーカー・エヴァンス、ドロテア・ラングの写真が多く展示されていてなかなか良かったです。新聞に写真が掲載される以前と以後の時代にまたがっ…

「yaso:doll」の斉藤環の文章を読む。ベルメールを日本における球体関節人形の始原として位置づけることに文句はないが、彼の思想まで日本に伝播したとは到底考えられない。彼の思想を第一の人形の写真集の序文に限定するならば、可動性の追及ということで日…

美術雑誌「ギャラリー」12月号に四谷シモンさんと大森暁生さんとの対談が載っています。シモンさんが自分の作品にドキっとしたいと言っているのはすごく共感できます。それは暗室(あるいはフィルムスキャナーでパソコンに映したとき)の中でも感じるときが…

今日はリルケの『ロダン』の原点講読で司会してきました。教授の出張と院生の欠席が重なり、巡り巡ってドイツ語初修の俺に回ってきたわけ笑。しかも、授業の始まる1時間前くらいに連絡があったから、何の準備もできずじまい。とりあえずは訳の吟味をして、…

今日の授業から読み始めたタルボット論が結構面白い。『自然の鉛筆』をカロタイプの最終形態として捉えるのではなく、写真とテクストとの実験的な結びつきとして捉えるみたいな感じ。まだ最初のほうなのでなんとも言えないが、タルボットにおけるテクストと…

今日は飯沢耕太郎の授業に出てきました。森山大道を授業で取り上げていて、NHKの新日曜美術館の森山大道の回の放送をビデオで見ました。授業の内容に関して言えば、新たな情報があったというわけでもなく、入門的な感じでした。それよりも、恵比寿の東京…

写真は、昨日買った服。もう冬になりそうなのに、またこんな寒そうなのを買ってしまった。 美術手帖11月号のティルマンス特集の対談をやっと読みました。「撮る写真」と「見る写真」との対比は、スナップショット的な視覚と接合する感じがある。あと「流動化…

>ykai19世紀末から20世紀前半までの間が写真を語る上でまだまだ開拓できそうで、しかも面白そうな感じではあるんだよね。そこら辺の写真史って全然無知なので色々アドバイスもらえれば嬉しいです。あと、写真史に関わる外国語文献・論文の情報がホントにゼロ…

写真は富士山を撮影したものです。 kasuhoよろしくお願いします。全部終わるのは2月中旬くらいかな。それくらいにまた詳細を話し合いましょう。昨日の発表は19世紀の写真観としてパースを、20世紀の写真観としてバルトを取り上げ、両者を写真史に即しながら…

一ヶ月相当、更新が途絶えていました。今日修士論文の中間発表があったもので、その準備にほぼ全ての時間を割いてしまいました。そのおかげで、今日の発表はなんとか形になったかと思います。まだ写真の分野に関しては半年間程度しかやってなかったので、厳…

試写会

昨日はよみうりホールで「SAW」という映画の試写会に行ってきて、今日は草月ホールでダンス・エレマンの「上海異人娼館」を見てきました。id:green_teaさん、ありがとうございました。面白かったですよ。 昨日、図書館から借りたビデオを見ようと再生ボタン…

"Roland Barthes on Photography"を今読んでいます。バルトの写真に関する思想の転向を追っていて面白い。これとパースの記号学を比較させ、写真史と沿う形で描ければいいのかな。パースにおけるスナップ写真、バルトにおける報道・広告写真等。そして、現代…

今、発表終わりました。未熟でした。出直してきます。来月の発表はより一層頑張ります。とにかく、パースの記号学はスナップ写真までしか手におえないということで見切りをつけて、その次にどう発展させるかを考察するのがよいかなと。確かに、批判的にであ…

今日は一周年でした。論文紹介が今週の金曜に控えている。指導教官の先生が病気で木曜の授業を休講なさるそうなので、金曜のコロキウムにもいっらしゃらない可能性が高いかな。今回の論文はその先生の著作にも関わる内容で批判的に論じるつもりなんだけど、…

今から青山散歩してきます。晴れて良かった。明日からまた雨らしいが。

sugitaさんありがとうございます。来週バムに行ってパンフ見ておきます。 ykaiさん決定的な誤訳らしきものがなければひとまず安心かな笑。まわりくどい言い方とかが多く見られるのは直さないといかんな。フライデーのイコン的インデックスという定義自体の矛…

学会からは11日には帰ってました。やはり、学会は発表しに行くもので、聞きにいくだけではつまらんな。おいおいどんな発表を聞いたか書こうかな。 Jonathan Fridayの著作の第三章は和訳終了。パースの記号学の捉え直しから、ウィトゲンシュタインのアスペク…

明日、美学会に参加するため京都に向かいます。………風はアゲインストです。新幹線の中に何時間缶詰にされるのだろう。でも、明後日、明々後日は晴れだから、いいや。Jonathan Fridayの翻訳は9ページしか進んでない。とりあえず、論文紹介分は訳してしまおう。

Jonathan Friday"Aesthetics and the photography"を今日研究室で借りたが、俺が思い描いていた構想に非常に近い。だから、残念な気持ちもある一方、先行研究として余すところなく分析できる。これ翻訳したいです。誰か協力してくれる方募集中。結論は結構し…