紀元前5世紀末において、円の面積を求めるために円を正方形に等積変形させようとする動きが古代ギリシアであったそうな。円に内接する正多角形の角をどんどん増やしていけば、限りなく円に接することから、その正多角形を正方形に置換できさえすれば円を正方形にできるということらしい。
これ以前に、正方形に関して何か述べている文章っていうのはあるのかなあ。
コンセプチュアルアートにおける数学的思考の重要性を考えてみると、正方形フォーマットを選んだ理由は単なるグリッド処理の簡便性よりも、こうした数学史における正方形の重要性もあったりするような気がする。
この円の正方形化というのは、人間の視覚像ともリンクしそうな感じなんだけど、ちゃんと「証拠」を示さないといかんからなあ。ステレオスコープまで果たしてたどり着けるか…。