また日記の更新遅れてしまった。ドイツ語も英語も難解な
文章なんだもの。
ここ最近の自分の行動と発見を書くと、まず今週の月曜に
国会図書館に行って、「ドール・フォーラム・ジャパン
に連載されている榊山裕子著「ベルメールから」をコピー
しました。しかし、国会図書館でも全部を揃えきれていな
いらしく、22、25巻に掲載されているものはコピーできま
せんでした。出版社でも品切れ状態なので、どうしたもの
か。
んで、最近の一番の驚きは鬼束ちひろさんが所属していた
レコード会社を辞めていたこと。比較的気に入る歌を多く
歌っている人だったのに。復活というか他の事務所に移籍
とかしないのだろうか。
>s-showさん
コメント長くなっても全然構いませんよ。それよりも感謝
してるくらいです。ベルメールについて、学問的に会話で
きるなんて願ってもないことですから。
「機関銃」の仏語を知ったのが1946年ですか。それだと、
僕の主張はあまり説得力のあるものにはなりませんね。で
も、もしかしたら、ベルメールにとって、機関銃がフラン
ス語では女性名詞であることは「客観的偶然」として感じ
られたのかもしれませんね。ベルメール自身はドイツでそ
れと気付かずに機関銃に女性のイマージュを投影していた
が、言語レベルでそれが「実証」されたというか。
なぜ「機関銃」なのか?という質問は、なぜ「拳銃」や他
の「武器」ではないのか?という意味で言ったつもりだった
のですが、言葉が足りませんでした。というのも、フラ
ンス語で拳銃はpistoletですが、これは男性名詞なんです
よね。だから、言語レベルにおいても、機関銃でなければ
具合が良くなかったのではないかと思ってます。
僕の考えとしては、まずは、機関銃という女性名詞の具現
化ということがあって、そこにナチズムや戦争(そして、
s-showさんの言うように、トランスジェンダーの要素も)の
コノテーション(銃身が曲がっている)が付与されたので
はないかというものです。第一の面白みは、「機関銃」と
いう語の滑稽さ、トランスジェンダー性を顕現させること
だったのではないかと思うんです。まさに「脱構築」な要
素が単語レベルにすでに内在していたわけです。まあでも
これは、「機関銃」の題名が付けれられた年が正確に算出
されるまでは保留案ではありますが。
そういえば、「機関銃」の下書きみたいなのってありませ
んでしたっけ?もしかしたら、そこに題名書いてないかな
あ。ところで、s-showさんは「ベルメールから」を読みま
したか?僕もまだ第三回くらいまでしか読んでないんです
けどね。