借りた本
まず、アメリカの美術批評雑誌『オクトーバー』の編集者
でもあるロザリンド・クラウスの論文・著作。
Rosalind Krauss "Cindy Sherman,1975-1993"
Rosalind Krauss "The Optical Unconscious"
そして、ホフマンやベルメールなどの人形に関係して論じ
た著作。
Peter Gendolla "Anatomien der Puppe"
以上を借りました。三冊とも、ベルメールに関して言及し
た箇所のあるものです。もう一冊探していたのですが、そ
れは先客がいたため、手に入れられませんでした。ロザリ
ンド・クラウスがシンディ・シャーマンを論じるときにベ
ルメールを持ち出したり、またはベルメールを再評価する
ような動きを見せたりすることは、ベルメールという一個
人で終わる話ではないような気がします。つまり、ダント
ー風に言うならば、ある新しい芸術理論の登場と何か深く
関わっているのではないかということです。クラウスの発
言に注意しながら、読み進めないと!