ロンドンテロの話題で、ライブ8のアフリカ支援がかすんでしまった感がありますが、チャリティー運動をちょこっと考えてみようかと。そこでよく出てくるのが「偽善者(的)」という言葉。何の見返りもないのに、貧者に金を恵むという行為は自己満足でしかない、ということをその言葉はだいたい示しているのかな。でも良く考えてみると、「偽善的だ」と主張する多くの人は、例えばそのお金を受け取る側の貧者の立場に立っているのだろうか。貧しき人々にとって、どのような金でも金は金、というよりそんなこと気にしてる余裕なんてないわけで、薬や食料をもらえることが即命につながる状況。そんな現状が実際にあるのに、募金は自己満足でしかないと揶揄する人たちは、自己以外の立場に立っているかというと結局自己の立場にしかいないように思えるなあ。あ、いや、お金を差し出すほうの立場に立って見ているのか。でも、お金差し出す側に立つくらいなら、先に貧しき人の立場に立てよって感じですが。自分が募金したくない理由を、わざわざ他人の募金の仕方を持ち出してきて説明してるのかな。
上に書いたことはふと思っただけで、書いた理由はなんもないです。