>bakabonさん
「捨象」。この言葉に関して、「real」というものが、完全なものとしてあって、そこから欠けていく(=捨象)につれ、「not real」(=抽象)になる、というニュアンスを僕は感じます。「捨象」ということは、つまり何かからある特定のものを削るということで、その「何か」を決めているのは、私達の視覚であり、知覚です。私達の感覚は、非常にあいまいなものであることは、生理学などが詳しく示しています。白黒写真が私達に見せてくれるのは、そぎ落とされた現実世界というよりも、人間の視覚の不完全さによって見出せなかった現実世界(光がどれほど建物に当っているか、など。眼はいろいろと調整してくれているので、私達を刺激させまいとしているのでしょう。)なのかなと、自分では考えています。あまり上手く説明できませんで、すみません。
(書きかけ)