Photographers' galleryで二回目の小論がサイトに上がりました。タイトルは「正方形の系譜」。ついこの前ここで少し書いたことを膨らませてみました。なので、裏づけ等いろいろな問題が残ってしまいましたが、まあ最初の取っ掛かりとして出すということで。ベルメールネタが一つ増えたのも次回につながりやすい。正方形という問題を作家論で語るか、一般論で語るか。いろいろやれそうではあるかな。乾板・湿板に正方形のフォーマットがあったのかどうか、トリミングで正方形ということが19世紀にあったのかどうか、正方形で出した最初の写真集は誰の作か。ベルメールアーバスの関係も何かあるのかな。フォーコンとベルメールは人形つながりで正方形。コダックなりローライなりがなぜに正方形のフォーマットを採用したかというところも気になるところ。正方形のままプリントまですると考えていたのか、あるいはトリミングを前提としていたのか(つまりトリミングし易いという理由で正方形にしたのか)。問いがどんどん出てきそう。